2018/04/15(日) 掲載
耐えて耐えて貯金を守る、重永亜斗夢選手が描く勝利の方程式
重永亜斗夢選手が、東建ホームメイトカップ
での最終日・最終組で回るのは2016年に次いで2度目です。
前回は金庚泰(キムキョンテ)選手と近藤智弘選手の一騎打ちとなり、「2人とも頑張ってと思うくらいパターが入っていて、自分は無理」と途中からギャラリーのように2人のプレーを見ていたそうです。
しかし、今回は2位に4打差を付けている重永亜斗夢選手が主役です。
昨日ホールアウトした後、重永亜斗夢選手は「最終日は荒れた天気になってほしい。荒れるだけ荒れてくれ」と話していましたが、今日は望み通りに風が強く
なりました。
「3日目みたいな天気だと誰かがビッグスコアを出す可能性がありますが、荒れてくれればほぼ考えられません。伸びてもせいぜい3つか4つ」
自分が耐えれば誰も追い付けない。
これが重永亜斗夢選手の描いた勝利の方程式
です。
「東建ホームメイトカップはトップ10が2回あるし、コースとも相性が良い。グリーンも速いのでパッティングが良ければなんとかなる」と自信をのぞかせる重永亜斗夢選手ですが、ライバルたちも諦めていません。
「良い感じになっているので、パッティングにかけたい」と再逆転を狙うのは、同じ最終組で回る石川遼選手。
「(スコア)65以内が目標」と話す時松隆光選手も、目標どおりのスコアが出せれば優勝のチャンス
が巡ってきます。
重永亜斗夢選手、石川遼選手、片山晋呉選手の最終組に注目です。

▲重永亜斗夢選手
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2018/04/15(日) 掲載
第3ラウンド終了後のコメント(上位3選手)
重永亜斗夢選手(1位:-14)
出身地の熊本の震災からちょうど2年だったので、「頑張らなきゃいけない」と心に決めていたら、それが上手く噛み合って今日のビッグスコアに繋がったんだと思います。初優勝のチャンスですが、一緒に回るメンバーがメンバーなので、2人の攻め方や自分に足りないものなどを見ながら、欲をかかないようにしたいと思います。

▲重永亜斗夢選手
片山晋呉選手(2位タイ:-10)
オフに取り組んできたことが成果として出せているとは思います。明日は、逆転できたら気持ちいいでしょうけど、そういうことはあまり考えてはいません。
20代の選手たちと戦えていることが幸せですね。

▲片山晋呉選手
石川遼選手(2位タイ:-10)
昨日あれだけ入っていたパットが決まらなかったですが、悪い感じは全然なかったです。4打差で最終日を迎えますが、パッティングに賭けたいですね。読めてはいるし、そこに打てる自信もあるので、諦めずに頑張りたいです。

▲石川遼選手
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2018/04/14(土) 掲載
最終日最終組の決戦はパッティングが勝負の決め手!
トータル14アンダーの単独トップで明日の最終日を迎える重永亜斗夢選手
。
それを4打差から追いかける石川遼選手。
最終日最終組で直接対決をする2人に今日の結果と明日の抱負を聞いてみました。
まず、今日ボギーなし・8バーディーで大きくスコアを伸ばした重永亜斗夢選手です。
今日スコアを伸ばせた要因は?
重永亜斗夢選手 「パッティングです。ショットは開幕前から自信がなくて、ドローのイメージなのに、軌道が(インサイドアウトではなく)縦に入っているので、結果はよくても気持ち悪さを感じています。でも、今週はその分パターがいいですね。ある程度のところに付けばゴルフになるので、ショットで無理をする必要がありません」
パターが良くなったのはいつから?
重永亜斗夢選手 「こちらに来てからです。プロアマ大会のときは前のティーから回って75。もうダメだと思ったけれど、パッティングのヒントを見つけて良くなりました」
明日は初優勝のチャンス
です。
重永亜斗夢選手 「一緒に回る(石川)遼も(片山)晋呉さんもゴルフの歴史のような人なので、自分は欲をかかないで、2人がどんなプレーをするのか色々見たいですね。天気が穏やかな今日の内に貯金を作って、明日はそれを少し放出するのが頭の中で考えていたプランですが、4打差しかないので、できれば明日は天気が荒れてもらったほうが助かります」
最終組なので明日はマスクを外しますか?
重永亜斗夢選手 「明日も風が吹く予想だし、着けているときの方が成績が良いので外せません(笑)」

▲重永亜斗夢選手
続いて、前日単独首位から今日はスコアを伸ばせず、4打差の2位タイに下がった石川遼選手です。
今日のゴルフを振り返って下さい。
石川遼選手 「これが自分の今の100%だと思って受け止めて、明日にぶつけていきたいです」
思うように伸ばせなかった原因は?
石川遼選手 「ショットです。動きが硬かったり、ダウンスイングで体が開くのが早かったり、バックスイングが浅かったりで、良い結果のショットもありましたが、ギリギリのところで余裕がありませんでした。トーナメントリーダーで出て、自分ではそのつもりはないけれど、差を意識してしまったのかもしれません」
明日はどんなプレーを考えていますか?
石川遼選手 「明日の1ラウンドを来週、再来週の自分のためになるようにしたい。スコアだけを追ったり、逃げたりしても明るい将来はないので、最初に自分が思ったところに打てるようにしていきたいです。パッティングに関しては思ったところに打てる自信があります。フックもスライスもこんなにきれいに転がせている経験はなくて、今日は自分の思ったところより1筋分右にずれていることが判ったので」

▲石川遼選手
初優勝を目指す重永亜斗夢選手と、逆転でツアー15勝目を狙う石川遼選手、そしてツアー31勝のベテラン片山晋呉選手。
三つ巴の勝負は、パッティングがカギとなりそうです。
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