2013/03/21(木) 掲載
日本ツアーのレジェンド、復活Vに期待
当ブログでは、今年の「東建ホームメイトカップ」の注目選手として、中堅代表の小田孔明選手の話題を取り上げてきましたが、今回は大ベテランの登場です
通算113勝(日本ゴルフツアー94勝)、賞金王12回という前人未踏の記録を打ち立て、66歳のいまもレギュラーツアーの第一線で勝負するジャンボ尾崎こと尾崎将司選手をご紹介します。
尾崎選手は「東建ホームメイトカップ」(当時は「東建コーポレーションカップ」)でも過去2回優勝しています。
1997年の第5回大会は、初日を終えてトップから6打差の20位でしたが、見事な逆転優勝で、シニア世代(50歳)になって記念すべき初勝利となりました
また2度目の優勝を飾った1999年の第7回大会は、JAPANゴルフツアー発足後初のトーナメント。
尾崎選手も開幕前に
「新しいツアーが開幕したわけですから、私も、なにもかも新しい気持ちでがんばります」
と話していましたが、その言葉通りに初日からトップを走る谷口徹選手を最終日に大逆転。
またもや記念すべき勝利をものにしたのです
さて、そんな輝かしい成績を成し遂げてきた尾崎選手も昨年は21試合に出場して予選通過ゼロとかつての絶対王者からすれば淋しい成績でした。
持病の座骨神経痛に加え、一番の武器だった飛距離もここ最近は台頭する若手におされ気味。
しかし、気力はまだまだ衰えていません
尾崎選手によると、今シーズン開幕に向けて、早々と昨年の12月20日からトレーニングを開始。
肩の可動域を広げるためのストレッチに力を入れるなど、「開幕に向けて万全の体調」を整えているとのこと。
そして、尾崎選手の復活を予感させるもうひとつの要因がクラブです。
今季から尾崎選手はアダムスゴルフとアンバサダー契約を結び、新しいクラブで戦います。
クラブへの思い入れが人一倍強い尾崎選手ですが、新しいクラブはそんなこだわりにも応えてくれる出来映えなのだとか。
「ここ2、3年は5番アイアンの飛距離が180ヤードまで落ちていたけど、200ヤードに戻った。デビューした頃と変わらない飛距離。一種のカルチャーショックを受けたよ」
と尾崎選手。
アイアンの距離が20ヤードも伸びれば、2002年「全日空オープン」以来11年振りの優勝の可能性も見えてきます。
「若い子と対等に勝負できないでいた今日この頃だけど、最新の武器を手に入れて今年は前向きだよ。開幕戦に足を運んで、俺の勇姿を見て欲しい」
威勢の良いジャンボ節に続いて、強さも完全復活なるか。
ゴルフファンの皆さん、特にジャンボファンの皆さんは、ぜひその目で確かめて下さい。