2019/04/12(金) 掲載
「東建ホームメイトカップ」の見どころは、勝負どころのグリーン周り
気温も暖かくなり、いよいよ本格的な春のゴルフシーズンに突入です。
そして、男子ゴルフも今年最初のジャパンゴルフツアー国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」の開幕で、一気に盛り上がることでしょう。
当ブログをご覧頂いている方の中にも、「東建ホームメイトカップ」を現地観戦やテレビで観戦と、予定されている方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。そこで、今回は、「東建ホームメイトカップ」の見どころを「テレビ」、「雑誌」、「You Tube」等のゴルフレッスンでおなじみの中井学プロにお聞き致しました。
中井学プロは、プロコーチとして活躍する傍ら、トーナメントにも積極的に挑戦を続け、2016年から3年連続で「東建ホームメイトカップ」に出場。実際の試合でプレーをした選手だからこそ感じることのできたポイントを語って頂きました。
「春先のコースはどうメンテナンスしてもグリーン周りが難しくなります。芝が生え揃っていなかったり、砂が沈みきっていなかったり、ピンやボールのポジションでアプローチやパッティングの難易度が変わるため、やはりアプローチの上手な選手、もしくはグリーンをめったに外さないショットメーカーが有利になります。
また、コース攻略を難しくするもうひとつの要因は風です。風が吹いたときには、ただ、ふつうに距離を合わせてショットするだけでなく、風の向きと強さを読んで、どれくらいスピンをかけるか。スピンコントロールまで含めた距離感が必要となります。『東建ホームメイトカップ』の歴代優勝者にベテランや中堅選手が多いのもそのためです。もし現地で観戦するチャンスがあったら、アイアンショットやアプローチなどプロならではの高い技術に注目すると、ご自分のゴルフにも役立つヒントが見つかるかもしれません。
開幕戦ならではの見どころと言えば、選手の使っている道具です。クラブメーカー各社の新製品が出揃って、ほとんどの選手は新しいクラブやボールで開幕を迎えます。オフの間に各選手がどういうクラブを選んで、どう調整してきたのか。道具がうまくフィットした選手が活躍できる可能性は高く、プレーする本人にとっては不安と期待が入り混じった開幕ですが、観戦する側にとってはどんな選手がスタートダッシュを決めるのかというワクワク感があります。また、逆に活躍するプロがどんな道具を使っているかというところにもゴルファーなら興味が湧くでしょう。
優勝者を予想するのは非常に難しいですが、個人的には石川遼選手に期待しています。試合が石川遼選手を中心に回っていけば大会は間違いなく盛り上がるでしょう。時松隆光選手のグリーン周りのテクニック、去年2勝してブレイクした秋吉翔太選手の爆発力も見どころです。また、Abema TVツアー(チャレンジツアー)から上がってくる有望な若手選手の活躍も見てみたいし、私自身が40代なので、片山晋呉選手や藤田寛之選手、谷口徹選手など歴代優勝者で賞金王を経験しているベテラン勢も気にかかります」(中井学プロ)
「今年はいちゴルフファンとして『東建ホームメイトカップ』を楽しみたいと思います」と話して頂いた中井学プロ。Abema TVツアーで活躍して、来年は「東建ホームメイトカップ」に戻ってきて頂きたいですね。
▲「東建ホームメイトカップ」の見どころを
語って下さった「中井学」プロ