2019/04/05(金) 掲載
自他ともに認める日本一の飛ばし屋 額賀辰徳選手
JAPANゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」には、今年も若手から大ベテランまで132名の選手が出場します。その中から注目すべき選手をご紹介していきましょう。
第一回目は、自他ともに認める日本一の飛ばし屋、額賀辰徳(ぬかが たつのり)選手です。
1984年3月28日生まれ、茨城県出身の額賀辰徳選手は、中学時代にゴルフを始め、中央学院大学のゴルフ部時代に、「関東アマ」2連覇、「朝日杯全日本学生」、「日本オープンローアマ」など、たくさんのタイトルを獲得。大学を卒業した2006年にツアープレーヤーに転向しましたが、なかなか予選を突破することができず、結果を残せない日々が続きました。
その後、2008年のチャレンジツアー(現在のAbemaTVツアー)で年間賞金ランキング6位に入り、いわゆる裏シードを獲得。翌2009年からレギュラーツアーにフル参戦すると賞金ランキング54位で賞金シード入り。大型プレーヤーとして活躍が期待されたものの、その後はなかなかきっかけをつかめず、レギュラーツアーとチャレンジツアーを行ったり来たり、QTからの挑戦も何度か経験してきました。
しかし、2018年は本来出場権のなかった「三井住友VISA太平洋マスターズ」に推薦枠で出場し、最終日に大逆転。貴重なチャンスをものにして、プロ13年目で待望のツアー初優勝を成し遂げました。
今年は堂々のシード選手として「東建ホームメイトカップ」に出場する額賀辰徳選手ですが、東建多度カントリークラブ・名古屋を得意としている選手の一人です。2009年に初出場した際には強風の中で初日1アンダーをマークして一躍注目を浴び(最終結果26位)、2012年には2日目まで単独トップをキープしました(最終結果32位)。昨年の初優勝で自信をつけ、開幕戦優勝候補の一角に挙げられている額賀辰徳選手に、お話を聞くことができました。
— 昨年はどんなシーズンでしたか?
「新しいクラブメーカーと契約して1年目だったので最初は道具に迷いもありましたが、後半戦から新しいアイアンを投入したらショットがびっくりするくらい安定しました。それが初優勝につながったと思います」
— 開幕に向けてオフの期間中はどんな練習をしていましたか?
「去年の終盤に腰を痛めたので、怪我をしないよう体幹を鍛えるトレーニングに励んできました。トレーニングをするとたくさん食べてしまい太りやすくなるので好きなケーキも控え、ここ3週間くらいからボールを打ち始めています」
— 弾道を曲げずに飛ばすコツを教えて下さい
「曲げたくないと思わないことです。曲げたくないと思うほどスイングが小さくなって、弾道が曲がってしまいます。曲げることを怖がらずに、のびのびと振るとスイングが良くなって曲がらなくなるし、余計に飛びます。ロリー・マキロイ選手(PGAツアー出場)も曲げてはいけないときほど思い切り振ると言っているから間違いありません。あとは芯の広いやさしいクラブを使うことです」
間もなく、開催するJAPANゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」では、額賀辰徳選手をはじめ、飛ばし屋の豪快なドライバーショットを生でお楽しみ頂けます。ぜひ、会場に足をお運び下さい。
▲トークショーに出演する額賀辰徳選手