2017/03/17(金) 掲載
開幕まで1ヵ月!今年も手に汗握る「東建ホームメイトカップ」から目が離せません
ゴルフファン待望の2017年JAPANゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の開催までいよいよあと約1ヵ月となりました
今年も大会の事前情報をはじめ、当日の試合展開や裏話など、様々な話題を発信して参りますので、ぜひチェックして下さい

さて、「東建ホームメイトカップ」の一番の見どころと言えば、毎年のように最終ホールまで繰り広げられる大接戦。
昨年も72ホールで決着がつかず、3ホールに及ぶプレーオフの末に、ツアーきっての実力者、金庚泰選手が地元期待の近藤共弘選手を振り切り、劇的な幕切れで大勢のギャラリーや視聴者を楽しませてくれました

さて、今年の大会では、どんなドラマが展開されるのでしょうか

気の早い優勝予想をしてみようかと思いましたが、正直、誰が勝つのかまったく予想がつきません。いうなれば、それが開幕戦ならではの面白さと言えます

事実、過去24大会中、歴代優勝者として20人もの選手が名を連ね、複数回優勝したのは尾崎将司選手はじめ4人のみ。
また、伏兵が優勝をさらうケースも多く、高山忠洋選手や上田諭尉選手、塚田好宣選手ら本大会で日本ツアー初優勝を飾った選手が過去7人もいます。
一方、東建多度カントリークラブ・名古屋が得意と話している選手は聞いたことがありません。
大会史上唯一2年連続優勝している小田孔明選手も3連覇の掛かった2011年大会ではあえなく予選落ち

最近では、2011年に優勝した高山忠洋選手、2013年の塚田好宣選手、2014年の宮里優作選手も翌年大会では予選落ちを喫しています。
東建多度カントリークラブ・名古屋は、歴代優勝者といえども気を許せば予選通過すらままならない難関コース。
一度勝ったからと言って、「このコースは得意」などと簡単に口にすることはできません

東建多度カントリークラブ・名古屋の攻略が難しい理由は、戦略的なコースレイアウトもさることながら、気象条件によって難易度が一変するところ。
特に厄介なのは風です。
風のあるときとないときでは、まったく別のコースになると言っても過言ではありません。
例年、大会期間中に冷たく強い北風の吹く日が1日はあり、その日のラウンドはスコアを落とさないようにひたすら我慢するしかないのです。
一方、風が止まれば、スコアの伸ばし合いとなり、ここで乗り遅れたら当然優勝の目はないのです

午前と午後でがらりと気象条件が変わることも多く、守るか攻めるか、ギアの切り替えが難しいところです。
「勝負は蓋を開けてみるまで分からない」とよく言われますが、蓋を開けてみてもまだ分からないのが「東建ホームメイトカップ」。
体力と神経をすり減らして戦う選手はたまったものではないでしょうが、今年の大会も最終ホールまで手に汗握るスリリングな試合展開が期待できそうです

