2015/03/31(火) 掲載
今野康晴選手のコース攻略法
地元・岐阜県出身の今野康晴選手とお目にかかる機会があったので、「東建ホームメイトカップ」への意気込みやコース攻略のポイントを語って頂きました。
——シーズンオフはどのように過ごされていますか。
「1月と2月はトレーニング中心でしたが、3月に入ってからは地方の大会に出場したりしてラウンドの回数を増やしています。これからはグリーン周りの練習を増やしていくつもりです」
——開幕に向けて準備万端ですね。開幕戦の目標を教えて下さい。
「東建多度カントリークラブ・名古屋はすごく難しいコースです。ぼく自身、2003年の9位が最高で予選落ちも結構あるので、少しでも上の方に行けたらいいですね」
——どんなところが難しいのですか。
「強い風が吹く日が多くて、グリーンが硬いところです。オフにラウンドするのは一般営業のコースなので、遅いグリーンから速いグリーンにいきなりは対応できません。また、この時期どこのゴルフ場も同じですが、ラフの芝が生え揃っていないのでフェアウェイやグリーンを外すと難しいライになります」
——特に気をつけなければいけないホールはありますか。
「パー3のホールは全部難しいですね。どのホールも距離が長い上にグリーンが硬くてボールが止まりません。なんとか乗せても、グリーンが大きくてアンジュレーションが複雑なので、ピンと反対の面からだと3パットの可能性が高くなります。とくに難しいのは3番ホールと13番ホールです」
——3番は210ヤードの池越えでグリーン奥が竹林に囲まれているホールですね。
「その竹が曲者です。ティーグランドで風が吹いていてもグリーンでは竹林に遮られてほとんど風が吹いていない、ということがよくあって風が読みにくいホールです。そこで距離を誤って奥にこぼすと難しいライが待っています」
——13番は240ヤードで左サイドからグリーン奥にかけて池ですが。
「やや打ち下ろしでグリーンが奥の池に向かって下っているのでロングアイアンではなかなか止まりません。とくにピンが右にあるとバンカー越えで狙うことになり、大きいとグリーンオーバー、短かければバンカーというダブルリスクがあります。結局、センターを狙うしかなくなるのでパーで上がるのがとても難しいホールです」
——パー3以外で難しいホールはどこですか。
「スタートの1番ホールは、セカンドの距離が長く、グリーンも上がり気味ですので、グリーンを狙いたいが、奥が狭いため注意が必要です。」
——そうすると東建多度カントリークラブ・名古屋の攻略ポイントは…
「パー3のホールに加え、パー4もけっこう難しいので、4つのパー3でできるだけボギーを打たないようにして、パー5で確実にバーディーをとることですね」
いかがでしたか。
今回は今野選手に東建多度カントリークラブ・名古屋の攻略法を教えて頂きました。トーナメント観戦はもちろん、ご自分でラウンドする際の参考になったのではないでしょうか。
▲2013年大会の今野康晴選手