2013/03/26(火) 掲載
アジアで逞しくなった選手達が帰ってくる
先々週行なわれた「タイランドオープン」(3月14日〜17日、タナシティゴルフ&スポーツクラブ)には、JAPANゴルフツアーからも60名の選手が参加し、谷原秀人選手が日本人最高位の10位タイに入りました
谷原選手以外にも、初日は小田孔明選手が8アンダーで単独首位に立ち、2日目には矢野東選手が7アンダーの猛チャージで単独2位に上がるなど、それぞれ見せ場を作ってくれました。
次週の「インドネシアPGA選手権」はさらに期待が持てそうです
「タイランドオープン」と「インドネシアPGA選手権」は、ワンアジアとジャパンゴルフツアーの共同主管で行なわれ、今年から賞金ランキング加算対象試合となります。
初めてワンアジアツアーに参加する選手も多く、日本国内のツアーとは違うコースセッティングや、慣れない芝質にはほとんどの選手が戸惑っていました。
3日目5番・パー5の2打目にラフからまさかのチョロを打ったのは山下和宏選手。
新選手会長として意気込む池田勇太選手は難解なグリーンの芝目に手を焼いて予選落ちです
そして、谷原選手は、日本ツアーでは許されない飛球線上に設置された広告看板をボールが直撃してナイスショットが池ポチャに変わってしまいました。
この他、連絡の行き違いでコースに行っても予定していた練習ラウンドができなかったという宮本勝昌選手と上井邦浩選手。
また、乗ったタクシーが突然炎上して、キャディバッグを抱えて脱出した小田孔明選手などコース内外でハプニング続出。
しかし、
「何もかも完璧に行くことはないから、(池ポチャも)しょうがないですよ。技術はあるはずだからあとは慣れ。日本の選手もこういう試合にどんどん出て、慣れて行くしかありません」
と不運を嘆くことなく前向きに捉える谷原選手だけでなく、ほとんどの選手が体験したことのないコースセッティングや想定外のトラブルを乗り越えたことでいままで以上の強さを身に付けたことでしょう。
アジアの2試合で逞しさを増した選手達が「東建ホームメイトカップ」でどんな戦い振りを見せてくれるか楽しみですね