歴代名勝負【第5回】

日本プロゴルフ 歴代名勝負【第5回】

飛行機の出発時間を考えたスーパーショット!?

飛行機の出発時間を考えたスーパーショット!?

「第32回中日クラウンズ」でスペインのセベ・バレステロス(当時34歳)が最終ホールで見せた逆転劇は、彼のゴルフの真髄を語るうえで忘れられないできごとでした。

初日から出入りの激しいプレーを展開していたバレステロスは、3日目を終わり4アンダーながらトップに立ちます。しかし最終日に激しい追い上げを見せたロジャー・マッカイが16番ホールでついにバレステロスを捕らえ、残りホールで両者がそれぞれパーを奪えば決着はプレーオフという展開に。ところがバレステロスはこの大会のあとに母国の「スペインオープン」への出場が決まっており、もしプレーオフに突入してしまうと帰りの飛行機に間に合わない、という状況に追い込まれていたのでした。

迎えた最終18番、バレステロスはそのことを意識したのかドライバーショットを左の林に打ち込んでしまいます。幸いボールは林の縁まで転がり落ちてきましたが、グリーンは見えるものの樹木がスタイミーとなり、第2打でグリーンに乗せるのは至難の業。しかしバレステロスはまるで何事もなかったかのように6番アイアンを振り抜くと、ボールは高いドローを描いてグリーン奥6メートルに。これを目の当たりにした約2万人のギャラリーは、和合の森にこだまする大歓声でバレステロスを迎えました。難しい下りのスライスライン、バレステロスのウィニングパットは、美しい曲線を描きながらカップに消えていきました。

見事「中日クラウンズ」を征したセベ・バレステロスは、微かな笑みを浮かべながら無事スペインへ旅立って行ったのです。

  • 【三重県 桑名市】
    東建多度カントリークラブ・名古屋
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    男子プロゴルフツアー「東建ホームメイトカップ」の開催コースとなっており、戦略性の高さや、行き届いたコースのクオリティなど、トーナメントコースとしてふさわしい風格を備えた名門コースです。

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  • 【岐阜県 可児市】
    東建塩河カントリー倶楽部
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    ゴルフ界の偉人ゲーリー・プレーヤー氏によって設計された歴史があるゴルフ場で、広々としたコース設計が攻略の楽しさを広げます。27コースというコース数を誇り、2回目でも新鮮な気分でプレーできます。

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JAPANゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」は、毎年春に東建コーポレーションの主催で行なわれる男子ゴルフトーナメントで、三重県桑名市の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されます。 「日本プロゴルフ 歴代名勝負【第5回】」では、「第32回中日クラウンズ」でスペインのセベ・バレステロス選手が見せた大逆転をご紹介。 この大会のあと、母国での大会出場が決まっているセベ・バレステロス選手は、プレーオフに入れば帰りの飛行機に間に合わない事態に陥ります。 しかし鮮やかなゴルフプレーで観客を沸かし、無事飛行機も間に合いました。