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- 石川遼選手特集2012
4月11日 プロアマ大会

石川遼選手のコメント
去年のこの時期と比べると僕自身も進化しています。去年はドライバーでもアイアンでも明らかに球を弾き過ぎていて、インパクトでおしまいという感じでした。でも今年はクラブとボールがくっついている時間が長く、ボールをコントロールできている感じがします。
去年は勝てませんでしたが、一度勝てない年を経験したことで、大きくジャンプできるタメができたと思っています。そういった意味で去年に比べてプレッシャーは少ないかもしれません。今年はすべての試合で同じだけチャンスがあると思います。開幕から3試合の間に1試合は優勝争いができるようにしたいです。
今日は1年振りに東建多度カントリークラブ・名古屋を回ってみて、あらためてすごくいいコースだなと思いました。いいピンポジションがたくさんあるし、水はけもいいですね。明日から晴れれば、だんだんコンディションが良くなってきて、土日には最高の状態になると思います。今日はアウトの9ホールしか回れませんでしたが、これからインコースのイメージトレーニングを何回もして明日に備えたいと思います。明日はグリーンがやわらかく、去年よりスコアを伸ばしてくる人も多いと思うので、僕自身も明日はいいスタートを切りたいですね。
石川遼選手写真集
4月12日 予選ラウンド1日目

石川遼選手のコメント
4つバーディーがとれたし、課題もクリアできたので開幕初日としてはすごくいい内容で回れたと思います。特にミスショットをしても、いいショットを打てても、そのあとフラットな気持ちでプレーできたことがよかったですね。ゴルフはミスのゲームなので、ミスしたときにどういう精神状態でいられるかが大事です。
初日と2日目は決勝に向けて、フェアウェイだけでなく、その周りやグリーン上をチェックする余裕が欲しい日です。それがうまくできればスコアが出るし、逆にがつがつ行くと難しくなってしまいます。
今日は難しいコンディションで、まだグリーンの感覚もつかめていない中、パープレーで上がれれば上出来と思っていましたが2アンダーでいけました。焦りがない分バーディーがとれたと思うし、前のめりになる程危険です。
明日は天気が良ければ風が吹いて、風が吹けばさらに難しくなります。でも、僕としてはそういうコンディションになって欲しいし、それが自分のためになると思っています。
スイングは昨日から手応えが感じられるようになっています。(マスターズのためには)もう1週間早かったらよかったけれど、いま手応えがつかめているだけ幸せです。
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4月13日 予選ラウンド2日目

石川遼選手のコメント
今日の序盤はリズムが合わなくてなかなかうまく行きませんでしたが、こういうこともあると思って、落ち着いてやろうと意識してプレーしました。悪かったなりにも徐々に合ってきた感じです。
12番のOBは、右のカート道に跳ねてOBゾーンに行ってしまいましたが、(そこに打ってしまった)自分のミスショットです。メンタルはさすがに辛かったけれど、我慢をしてやるべきことをやろうと思ってやっていました。14番や17番でも、52度のアプローチウェッジでバーディーが取れて、練習してきたショットが試合で使えたことで、ちょっとずつ流れが良くなってきました。
17番からの3連続バーディーは、とくに18番と折り返しの1番はかんたんには取れないので良かったです。その後、2番でバーディーパットを外して流れが止まりそうになりましたが、3番のショートでイメージ通りのティーショットが打てて、いい流れを取り戻すことができました。
トップとは少し離れているし、スコア的にはまだまだ厳しいけれど、その中で今日このスコアで回れたことは良かったと思います。後半のいいイメージはラウンド後の練習で確認しました。明日からはまず上だけを見て、いいプレーも悪いプレーもあると思いますが、我慢して落ち着いてやりたいです。
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4月14日 決勝ラウンド1日目

石川遼選手のコメント
風、寒さ、ピンポジションの3つが重なって今日はかなり難しいコンディションでしたが、その中で一番いいスコアが出せました。絶好調ではないけれど、非常にバランスのいいゴルフができました。大きいミスはしていないし、アプローチは良くないけれど、パットがミスなく打てています。
1つ伸ばすだけで順位が大きく変わるコンディションでした。スコアカード上では目立ちませんが、7番や14番なんかで難しいパットが自然に打てて、パーを取れたのは大きいですね。
(去年は最終組で勝てなかったけれど)勝つためには負ける経験が必要。去年の負けが明日生きてくると思います。1ヵ月前のプエルトリコオープンで最終組の1組前でやった経験も生かせると思います。(トップの)片山選手は優勝争いの経験が豊富で大きな壁ですが、自分の持っている物を全力で出して立ち向かっていければいいですね。
今この位置にいられるのは優勝争いをするために準備してきたことがうまくいっている証拠。今日まで3日間積み上げた物を噛みしめて、1打1打淡々とやりたいです。
自然に行きたい自分と、ガツガツ行きたい自分の戦いになると思いますが、ラスト3、4ホールまで優勝争いに踏みとどまっていることが重要です。そのための準備をしていって、最後に優勝争いを楽しめればと思います。
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4月15日 決勝ラウンド最終日

石川遼選手のコメント
今日は伸ばさなければ勝てない状況でしたが、なかなか伸ばそうと思って伸ばせる物でもありません。(バーディーラッシュに)少し乗り遅れた感じでしたね。
ブレンダン(ジョーンズ)は、昨日のうちから来るだろうと思っていましたが、それにしてもすごいゴルフでした。アイアンの精度がすごくて、振れていました。振れているとますます距離も合ってきます。いいショットが打ててパットがそこそこ決まれば、ああいうスコアが出るんですね。そういうプレーを目の前で見て、今日はブレンダンの日だなと思いました。
今日はパッティングでなかなかうまくボールが転がってくれませんでした。でも4日間中3日間はいいパッティングに助けられました。本来、そういうゴルフを目指して、コンスタントにできるようにしないといけません。
メンタル的には今日が4日間で一番良かった。スタートも4日間で一番いいスタートでした。パットに関しては、入る日もあれば入らない日もあるので重く受け止めないようにして、この先もいい準備をしていきたいです。
ここはグリーン周りが難しいコース。アプローチは4日間通して苦戦したので、これからは52度のアプローチウェッジとサンドウェッジを平行して練習していきます。
今週は4日間通じていいショットができていました。ショットについては去年より自信を持っています。今日の17番もティーショット、セカンドショットといいショットが続いてイーグルがとれました。ただ、これが前半からできていれば優勝争いができたかなと思います。次こそ最終日にいいプレーをしたいですね。