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過去大会ダイジェスト

大会ダイジェスト(2024年第31回大会)

金谷拓実選手

金谷拓実選手

大会新記録で金谷拓実選手が
2021年以来の大会2勝目

7バーディ、1ボギーの「65」をマークして、
通算23アンダーで今季開幕戦を制す。

予選1日目 3月28日

大学3年生になったばかりの中野麟太朗選手がコースレコードタイで単独首位

中野麟太朗選手

暖冬のせいか今年は桜前線の北上が遅れていますが、JAPANゴルフツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」は本日から予定通りに開催されています。
低く垂れ込めた雲の下でスタートした大会初日は、日中さほど強い風も吹かず好スコアをマークする選手が続出しました。

その中で勢いよく飛び出したのは4日後に大学3年生に進級するアマチュアの中野麟太朗選手です。 10番ホールから出た中野選手は、5ホール目の14番、2打目をカップに直接放り込んでイーグルを奪うと、その後もショットをことごとくピンに絡めてバーディーを量産。 上がり5ホールも圧巻の連続バーディーで締め、ボギーなしの1イーグル、8バーディー。大会コースレコードタイの10アンダー、61を叩き出しました。

快進撃の要因はオフにJGAナショナルチーム流の練習でセカンドショットの精度を改善できたことだと言います。
同チームOBの中島啓太選手、蝉川泰果選手、杉浦悠太選手の3選手に続き、中野選手がアマチュア優勝を達成する日もそれほど遠くはないでしょう。

中野選手と3打差の単独2位に付けたのは、昨年ツアー参戦1年目ながら「ANAオープン」で2位に入り初シード権を獲得した前田光史朗選手です。
残り3日間、得意のショートゲーム勝負に持ち込めれば初優勝が近付いてきます。

また、4打差の3位タイには嘉数光倫選手、杉山知靖選手、桂川有人選手、中山絹也選手の4選手、5打差の7位タイに7選手がひしめく大混戦。 明日の2日目もスコアを伸ばし合う展開になれば、中野選手もかんたんには逃げ切れないでしょう。

この他ディフェンディングチャンピオンの今平周吾選手と2021年大会優勝の金谷拓実選手はトップと6打差の14位タイ。
ベテラン勢では歴代優勝者の片山晋呉選手、塚田好宣選手、小田孔明選手の3選手、地元愛知県出身の近藤智弘選手らが33位タイに付けており、2日目からの巻き返しに期待したいところです。
本降りになっている雨も明朝には止むとの予報が出ています。雨上がりのグリーンと風の変化をどう読むかが試合の流れに影響しそうです。

予選2日目 3月29日

予選第2ラウンドは日没サスペンデッドで翌日に持ち越し

B・ジョーンズ選手 重永亜斗夢選手

多度の勝負の神様は、過去に何度も冷たい北風を吹かせ、選手を翻弄してきました。
しかし、気まぐれな神様が呼び寄せたのは春の嵐。前夜から降り続いた大雨の影響によりスタート時間が10回も繰り下がり、第1組がスタートできたのは当初予定の7時10分から約6時間遅れの13時15分。スタート時間の変更に振り回される一日となりました。

ただ、雨が上がり日の差した午後は風もなく前日より気温が上昇、雨でグリーンのコンパクションもゆるんだため好スコアが続出しました。 第2ラウンドを日没までにホールアウトできた36選手のうち、2日間トータル11アンダーで暫定首位に立っているのはB・ジョーンズ選手です。季節が日本と真逆でシーズン真っ盛りのオーストラリアから乗り込んできたジョーンズ選手は、これまでも「東建ホームメイトカップ」(2勝)、「つるやオープン」(3勝)、「中日クラウンズ」(1勝)とシーズン序盤の試合で荒稼ぎしてきました。今大会でもシニア入り1歩手前の49歳が初日からエンジン全開の66をマーク、2日目は65とさらにアクセルを踏み込んで、優勝のチェッカーフラッグ目がけて突っ走ります。

そのジョーンズ選手と同じ組で2日間回ったのは清水大成選手と細野勇策選手。ショットとパットの噛み合う三者が互いに引っ張り合うようなゲーム運びの中で、清水選手は2日目をボギーなし、8バーディーの63で回り、トータル10アンダーの暫定2位タイ。細野選手も同じくボギーなし、6バーディーの65をマークして暫定6位タイ、揃って前日48位タイから大きくジャンプアップを果たしました。

そのほか、2018年大会優勝者の重永亜斗夢選手が前半だけで7バーディーを奪い、9ホール最小ストロークタイ記録の28をマーク。さらに後半も2つスコアを縮めてトータル9アンダー、初日2位の前田光史朗選手と並んで暫定4位タイに付けています。

明日、3日目は予選第2ラウンドでホールアウトできなかった91選手が予選第2ラウンドの残りホールを消化した後に、決勝第1ラウンドが行われます。今日はスタートすることもできなかった初日首位の中野麟太朗選手、3位タイの桂川有人選手、そのほか、優勝経験のある今平周吾選手、金谷拓実選手の両選手らが長い一日をどのように戦うかが見物です。

決勝ラウンド1日目 3月30日

池村寛世選手が暫定首位に浮上、第3ラウンドは再びサスペンデッドに

池村寛世選手

前日とは打って変わり、よく晴れた大会3日目の朝は、エアホーンの合図で前日中断した地点から予選第2ラウンドのプレーが再開。
3日間にわたった予選ラウンドを終えてトップタイで並んだのは、ツアー初優勝を目指す嘉数光倫選手と佐藤大平選手、初日単独1位のアマチュア中野麟太朗選手です。 2ラウンドのトータルスコアは12アンダー・130ストローク。昨年大会で72ホール最少ストロークを樹立した今平周吾選手と同じスコアを3人が達成するハイレベルな予選となりました。

そして、あらためて午後から始まった決勝第3ラウンドでは予選以上のデッドヒートが繰り広げられています。大混戦から抜け出したのは首位と2打差5位タイからスタートした池村寛世選手です。3月21日にプロポーズしたばかり婚約者に結婚記念のツアー3勝目を届けたい池村選手は1番、2番の連続バーディーから始まり、前日に続いて日没サスペンデッドが宣言されるまでの9ホールで5バーディーを奪取。トータル15アンダーで単独暫定首位に立ちました。

第3ラウンドを首位タイでスタートした3選手も9ホールを終えて、しっかりと初優勝を射程圏内にとらえています。嘉数選手は第3ラウンドが始まる前に仮眠を取って気持ちをリフレッシュ。佐藤選手は、暗くなってラインが見えなくなった9番ホールでバーディーパットを外してしまいましたが、両者ともに2つずつスコアを伸ばし池村選手を1打差で追走しています。

また、単独2位でスタートした今平周吾選手は流れに乗るきっかけを掴めず本日イーブンパー。順位を上げてきた2001年大会覇者の金谷拓実選手や22年ABEMAツアーランキング2位の小木曽喬選手らとともに2打差4位タイ、絶好のポジションから逆転優勝を目指します。

また、第1ラウンドでスタートダッシュを決めた中野選手はバーディー1個と伸び悩んだもののトップと2打差4位タイの好位置をキープ、残り27ホールで逆転をねらいます。また、同じく4位タイには2021年優勝者の金谷拓実選手、昨年の「横浜ミナト」で61をマークした清水大成選手が付けています。 明日の最終日は、各選手が第3ラウンドの残りホールをプレーした後、同じペアリングのまま最終ラウンドの18ホールで勝負の決着をつけます。

決勝ラウンド最終日 3月31日

金谷拓実選手が記録ずくめの大会2勝目を飾る

金谷拓実選手 生源寺龍憲選手

前日の大会3日目は、第3ラウンド10番のバーディー直後に日没サスペンデッドが宣言され、首位と2打差の暫定4位でプレーを終えた金谷拓実選手。
3日間にわたった予選ラウンドを終えてトップタイで並んだのは、ツアー初優勝を目指す嘉数光倫選手と佐藤大平選手、初日単独1位のアマチュア中野麟太朗選手です。 2ラウンド 最終日は11番ホールから第3ラウンドを再開し、ホールアウト後すぐに最終ラウンドへ突入しました。前日にも29ホールを回った金谷選手ですが、「アイアンショットやピンをねらうショットが最後まで安定していた」と自身でも語るように、今日もバーディーを量産。25ホール目の17番で今日11個目のバーディーを奪った時点で2位との差が3打に広がり優勝をほぼ手中に収めました。

続く18番は花道からの3打目でパターを選択したもののこれを寄せ切れずボギーとしたため、有終の美を飾ることはできませんでしたが、4日間トータル23アンダー、同じく261ストロークはともに「東建ホームメイトカップ」の歴代最少記録。2021年以来3年ぶりの2勝目に自ら花を添えました。
本大会2勝はレジェンド尾崎将司選手らと並ぶ大会最多優勝。2021年に打ち立てた22歳330日での大会最年少優勝と合わせ、4つの大会記録ホルダーとなりました。

2打差の2位でフィニッシュしたのは、最終ラウンドをボギーなし、6バーディーの65で回り、金谷選手同様、従来記録を上回る21アンダー、263ストロークをマークした生源寺龍憲選手です。プロ5年目の今季は昨年のアベマツアー賞金王の資格でレギュラーツアーに昇格したばかりですが、早くも初賞金シードの座を引き寄せました。また、2018年アベマツアー賞金王の佐藤大平選手も土壇場17番でイーグルを決めて単独3位を確保しました。

このほか、トップと5打差の4位タイには、第2ラウンドで大会記録のハーフ28を出した2018年優勝者の重永亜斗夢選手、2日目に64を出したプロ5年目の清水大成選手、そして、ビッグスコア61をマークして初日から優勝争いをリードした大学生アマ、中野麟太朗選手が食い込みました。

今大会は2日目スタート前の大雨の影響により、最終日まで競技が遅延。選手にとっても過酷なスケジュールとなりましたが、終わってみれば優勝した金谷選手を筆頭に例年以上に好スコアが続出。あらためていまの男子プロの実力を印象づける開幕戦となりました。

最終成績

順 位 選手名 スコア
1位 金谷拓実 -23
2位 生源寺龍憲 -21
3位 佐藤 大平 -19
4位
  • 重永亜斗夢
  • 清水大成
  • 中野麟太朗
-18
7位 池村寛世 -16
8位
  • 杉浦悠太
  • 香妻陣一朗
  • 平本世中
  • 桂川有人
  • 勝俣陵
  • 中山絹也
  • 嘉数光倫
-15
15位
  • 出水田大二郎
  • 石坂友宏
-14
17位
  • 片山晋呉
  • 大西魁斗
  • T・ペク
  • 伊藤誠道
  • 伴真太郎
  • 木下稜介
-13
23位
  • 幡地隆寛
  • 今平周吾
  • 大岩龍一
  • 木下康平
  • 細野勇策
-12
28位
  • 小木曽喬
  • 篠優希
  • 岡田晃平
  • 前田光史朗
  • ヤンジホ
-11
33位
  • 杉山知靖
  • 大堀裕次郎
-10
35位
  • 宇喜多飛翔
  • 米澤蓮
  • 徳元中
  • 宋 永漢(ソン ヨンハン)
  • 岩ア亜久竜
  • B・ジョーンズ
-9
順 位 選手名 スコア
41位
  • 永野竜太郎
  • 小田孔明
  • 杉原大河
  • 杉本エリック
  • 玉城海伍
  • 原敏之
  • 金子駆大
  • 市原弘大
  • 片岡尚之
  • 阿部裕樹
  • 谷原秀人
  • 石川遼
-8
53位
  • 長澤奨
  • 西山大広
  • 若原亮太
-7
56位
  • 中川将太
  • 今野大喜
  • 植木祥多
-6
59位
  • 杉本スティーブ
  • 小西貴紀
  • 大嶋港
  • 木村太一
  • 比嘉一貴
-5
64位
  • 阿久津未来也
  • 伊藤有志
  • 平田憲聖
  • 坂本雄介
-4
68位 宮内孝輔 -3
69位
  • 田中章太郎
  • 吉本翔雄
-2
71位
  • 田中元基
  • J・パグンサン
-1
73位 石川航 0
74位
  • 中島徹
  • 鍋谷太一
1
76位 近藤智弘 3
77位 木下裕太 7
最終スコア・ペアリング情報
スコア速報
大会のスコアは、こちらからご確認できます。
ペアリング情報
ペアリング情報は、こちらからご確認できます。

(提供/JGTO)

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