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大会ダイジェスト(2014年第22回大会)
予選1日目 4月17日
ベテランと若手が入り乱れてのトップ争い
正午の気温22.9度、東の風1.1m。プロアマ大会に続き、予選ラウンド1日目も絶好の条件下で行なわれました。
コンディションが良い日には、どの選手もスコアを伸ばしてきます。昨年は初日終了時点で5アンダー1位タイに3人、1打差4アンダーに8人の選手がひしめきあっていました。しかし、今年はトップグループがさらに増え、ベテランの谷口徹選手と宮里聖志選手、若手の佐藤圭介選手と大堀裕次郎選手、そして韓国の崔準祐選手の5人が並ぶ大混戦となりました。
トップのスコアが昨年と同じ5アンダーにとどまったのは、「東建多度カントリークラブ・名古屋」のグリーンが難しく、安易な攻めを許さないからでしょう。
1打差の6位タイグループには、選手会長の池田勇太選手や、クラブ契約先を変えて心機一転の武藤俊憲選手ら地力のある選手が6人。さらに1打差の好位置には大ベテラン・室田淳選手が付け、昨年果たせなかった最年長優勝記録の更新を虎視眈々と狙います。
予選2日目 4月18日
大堀、武藤両選手が頭ひとつ抜け出す
心配された天気も小雨程度で済んだ予選ラウンド2日目は、上位陣のほとんどがスコアを伸ばしました。
そんな中、トータル9アンダーでトップを分け合ったのは、5アンダー1位タイでスタートした大堀裕次郎選手と1打差6位タイスタートの武藤俊憲選手。ともに奪ったバーディーは6個ずつ、好調なパッティングを武器に混戦集団から早くもスパートをかけた形です。
しかし、一騎打ちに持ち込むことは他の選手が許しませんでした。2打差の3位タイには同じく予選2日目に6 バーディーとエンジンのかかった増田伸洋選手、一時は単独首位に立った池田勇太選手ら4人。さらに、パットが好調で2日間ノーボギーの高山忠洋選手も3打差で追いかけます。
決勝1日目 4月19日
パッティングが好調の丸山大輔選手が単独首位
穏やかな予選ラウンドから一転、ムービングサタデーは文字通りの荒れた一日となりました。
予選2日目、9アンダーで首位を分け合った武藤俊憲選手と大堀裕次郎選手も「多度の風」の洗礼を受け後退。武藤選手は序盤10アンダーまで伸ばし独走態勢を築く勢いでしたが、強烈なアゲインストの風が吹き抜ける10番ホールでのダブルボギーをきっかけに失速し、一日でスコアを6つ落としました。
また、ショットの行方が定まらない大堀選手も同じく6オーバー。ともに通算3アンダー・23位タイまで順位を下げます。
一方、単独トップに立ったのは丸山大輔選手。丸山選手はフォローの風が吹くコースでドライバーを持たない作戦が功を奏した他、初日から好調のパッティングにも助けられて5バーディー・3ボギー。スコアを9アンダーまで伸ばし混戦から頭ひとつ抜け出しました。
しかし、1打差には決勝1日目のベストスコア65を叩き出した近藤共弘選手ら5人が付け、3打差圏内に10人がひしめく混戦模様。最終日の優勝争いも我慢比べとなるのか、風が止んで再びスコアの伸ばし合いになるのか。いずれにせよ結果は最終組が18番ホールをホールアウトするまで分かりません。
決勝最終日 4月20日
宮里優作選手がスタートダッシュで逃げ切り
最終日は、ギャラリーを驚かすスタートダッシュを決めた宮里優作選手が、8バーディー・2ボギーの6アンダーでまわり、通算14アンダーで2勝目を挙げました。
まずは1番ホールのファーストパット。本人曰く「寄せるだけのつもりで軽めに打ったボール」がカップインし、バーディー。これを皮切りに5番ホールまで連続のバーディーラッシュ。前半終了時には、後続に4打差を付ける完全な逃げ切り態勢に入ります。
バーディーラッシュの要因は、「朝の練習から調子が良かった」と言うアイアンショット。ティーショットがフェアウェイを捉えることで、アイアンショットもピンに絡むという好循環。
また、前日は早くなっていたと言うパッティングのリズムも取り戻し、追う立場から逃げる立場になったことで強いられた緊張の場面もうまく凌ぐことができました。
昨年の最終戦「日本シリーズJTカップ」での優勝経験を活かし、最終18番ホールも11メートルのパットを「オーバーさせないようにアプローチ感覚で手前に止める」と言う安全策が大成功。完璧なショットやパッティングにこだわらず、ゲームメークに集中することでプレッシャーをはねのけました。
宮里選手が独走する一方で、2位以下は目まぐるしく順位が入れ替わる大混戦。単独2位は4バーディー・ノーボギーで回った岩田寛選手。仮に宮里選手の大爆発がなければツアー初優勝を狙えるゴルフでした。
また、最終日に7バーディー・1ボギーの猛追を見せた小田孔明選手が単独3位。最終組、単独首位でスタートした丸山大輔選手と逆転優勝を狙った近藤共弘選手は、雨で重くなったグリーンにタッチが合わず大きく順位を落としました。
風と雨、今年も多度の気まぐれな天候によって明暗が分かれた大会でした。
最終成績
順 位 | 選手名 | スコア |
---|---|---|
1位 | 宮里 優作 | -14 |
2位 |
|
-12 |
3位 |
|
-11 |
4位 |
|
-10 |
6位 |
|
-9 |
7位 |
|
-8 |
11位 |
|
-7 |
14位 |
|
-6 |
19位 |
|
-4 |
28位 |
|
-3 |
順 位 | 選手名 | スコア |
---|---|---|
38位 |
|
-2 |
42位 |
|
-1 |
46位 |
|
0 |
48位 |
|
1 |
53位 |
|
2 |
57位 |
|
3 |
59位 |
|
4 |
64位 |
|
5 |
65位 | 富村 真治 | 9 |
66位 | 近藤 龍一 | 11 |
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(提供/JGTO)